イギリスに着いたら何からすればいい?
イギリス生活を始めるにあたって口座の開設や携帯の契約、家探しや仕事探しなど、やる事が色々ありますよね!
ここでは、イギリス到着後にする手続きなどをまとめてみました。これからワーホリでイギリスに行く方のお役に立てると幸いです。
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オイスターカードの購入
もしもあなたがロンドンに住むのなら、移動に欠かせないのがOysterCard(オイスターカード)です。
オイスターカードとは、地下鉄・電車・バス・トラム・DLR・水上バスなどの公共交通機関で使うIC乗車カードで日本でいうSuicaのようなものです。
オイスターカードを購入できる場所
- 駅
- Oyster Cardの印があるニュースエージェント
- Transport for London(TfL)のウェブサイト
2014年から、オイスターカードを購入しなくてもコンタクトレス決済できるクレジットカードやデビットカードで乗車できるようになりました。運賃はオイスターカードと同じです。
ただし、学割や週パス・月パス・年パスの適用はオイスターカード購入者のみです。
- クレジットカードがイギリス国外のものだとカード会社によって使用する度に外貨両替手数料が発生するのでご注意!
Transport for London(TfL)のサイトでアカウントを作成し、オイスターカードやコンタクトレスカードを登録しておくと下記のことができて便利です。
- チャージ
- 乗車履歴のチェック
- 未払い区間のチェック
- 返金手続き
- オイスターカード紛失・盗難時の手続き
- 学生は学割オイスターカードが買えて運賃が割引になる
- 週・月・年単位のパスが買える
携帯契約
イギリスの主要キャリア4つ
- EE(イーイー)
- O2(オーツー)
- Three(スリー)
- Vodafone(ボーダフォン)
イギリスではSIMカードだけ購入して、SIMフリーのスマホに入れて使う人が多いです。
SIMフリーのスマホをお持ちですか?
現在、SIMフリーのスマホをお持ちであればイギリスのSIMカードを入れてそのまま使う事ができます。もし、お持ちのスマホがSIMフリーではない場合は、ご利用中の携帯電話会社に持ち込んでSIMロック解除をお願いしましょう。
もし何らかの理由でSIMロック解除できない場合や、SIMフリーのスマホを持っていない場合、イギリスの電気屋さんやネットで中古・新品スマホを購入できますが渡英後すぐに使いたい方は日本で購入しておくと安心です。
SIMカードの種類
- Pay Monthly
1年または2年契約するタイプのSIMカード。端末を購入した場合は端末代を月々分割で支払うことができます。契約には身分証明証・イギリスの銀行口座・住所証明(公共料金の請求書やバンクステートメントなど)が必要で、支払い能力を確認する為のクレジットチェックがあります。 - Pay As You Go
契約の縛りがないプリペイド式のSIMカード。チャージすることをTop Up(トップアップ)と言い、Top Upした分だけ使う事ができます。日本への一時帰国など、使わない月はTop Upせず、使いたい時にTop Upすれば、またすぐに使えるのでとても経済的です。身分証明証や住所証明は必要ありません。 - SIM Only
契約の縛りがなく、1ヶ月毎に更新するタイプのSIMカード。12ヶ月や24ヶ月更新を選べるキャリアもあります。使うデータ通信量に合わせて毎月好きなプランに変更できます。Pay As You Goよりコスパがいいです。身分証明証や住所証明は必要ありません。
おすすめは格安キャリアのSIMカード
私がオススメするイギリスの格安キャリアはgiffgaffです。giffgaffは唯一、日本の住所へ無料でSIMカードを郵送してくれますのでイギリスに到着してすぐに使い始める事ができます。
主要キャリアO2の電波を使ってインターネット回線を使用するので、インターネットの速度も快適です。実店舗がない分、安くサービスを提供していますがトラブルが起きた際などの問い合わせはオンラインのみでの対応になります。私は渡英して7年間ずっと利用していますが、一度も不便に感じたことはありません。
giffgaffで選べる4つの利用方法
- Credit
Top Upした分だけ使う事ができます。通信データ10p/MB、通話25p/1分、テキスト10p/1通で利用できます。一度Top UpしたCreditは使用期限がないので番号が存在する限り使えます。 - Pay as you go plans
イギリス国内の携帯と固定電話への無制限通話とテキスト・通信データがセットになった月プラン。使うデータ量に合わせて毎月プランを変えることができます。1ヶ月以内に使いきれなかった通信データは消滅します。逆にデータを早く使い切ってしまった場合は新しいプランを購入する必要があります。 - Monthly rolling plans
Pay as you go plansと値段は同じですが、通信データ量が多くお得になります。月々の更新を自動に設定する事と支払いにクレジットカードかデビットカードを登録する事が条件です。使うデータ量に合わせて毎月プランを変えることができます。通信データ使い放題のプランも選べます。 - 18 month contracts
Monthly rolling plansより更に通信データ量が多くお得なプランですが18ヶ月契約と支払いにクレジットカードかデビットカードを登録する事が条件です。使うデータ量に合わせて毎月プランを変えることができます。通信データ使い放題のプランも選べます。
- 国際電話をする時はCreditのTop Upが必要です。
giffgaffの公式サイトからSIMカードをオーダーするとイギリス国内の住所へは2〜3営業日で届きます。日本の住所にも無料で郵送してくれますが届くまで5営業日以上かかるので、余裕を持ってオーダーしましょう。渡英後すぐに使いたい方は日本であらかじめオーダーしておくと良いでしょう。
- あまり早くアクティベートすると、プランが開始されてしまうので日本を出発する直前か、イギリスに到着してからアクティベートする事をおすすめします。
- £10以上のプランならEUと特定の国では5GBまで追加料金なしでUKと同じように利用できる
- イギリス国内の通話とテキストは無料
- 毎月好きなプランに変更できる
BRPカードを受け取る
BRPとはBiometric Residence Permitの略で、生体認証付ビザカードです。イギリスに6ヶ月以上滞在する日本国籍者は取得が義務付けられています。
YMSビザを申請する時に、BRPカードの受け取り場所としてイギリス国内のPost Officeを指定しなければなりません。BRPカードの受け取り期限はイギリス到着日から10日間ですが、万が一10日以内に受け取れない場合は、指定したPost OfficeでBRPカードが最大60日間保管されます。受け取りの際には身分証明書の提示を求められます。
もしも
- 指定したPost Officeがどこだったか忘れた
- パスポートなどの身分証明書を失くしてしまって提示できない
- 指定したPost Officeに行ったがBRPカードがなかった
- 受け取ったBRPカードに名前のスペルミスや生年月日の間違いがあった
などの場合は早めに英国政府公式ホームページ(GOV.UK)から申告しましょう。
BRPカードは2024年12月31日で廃止されます。2025年からはオンラインでビザステータスを証明するシステムに変わります。
家探し
家賃の高いイギリスでは、ほとんどの方がシェアハウスに住むかと思います。
海外での家探しは結構大変で、予想外のことが起きたりします。
私はイギリスに来て7回の引越しを経験し様々なトラブルにもあいました。
その経験を踏まえて、シェアハウスを探す時のコツや注意するべき事を別の記事に詳しく書いていますので、是非ご覧になってお役立てださい。
仕事探し
CVとカバーレターを作成する
まずはCV(英文履歴書)とカバーレター(送り状)を作成します。CVはA4の白い用紙1〜2枚程度です。
CVとカバーレターが作成できたらプリントアウトします。
イギリスでプリントアウトできる場所は
- Rayman
- Snappy Snaps
この2つが有名ですが、ローカルの小さい文房具屋や写真屋の方が低価格でプリントアウトできたりします。Google で『where can i print out near me』と検索すると、自分がいる場所の近くのお店が出てきます。
日系企業を探す
日系企業の仕事を探せるサイト
MixBは求人だけでなく、家探しや売ります買いますなどのクラシファイドも検索できます。
日本人向けのエージェント
エージェントに登録するとCVのチェックや自分にしっかり合った仕事を紹介をしてもらう事ができます。
英系企業を探す
英系企業の仕事を探せるサイト
英系のエージェント
英系の派遣会社
クラウドソーシング
海外のクラウドソーシング求人サイト
翻訳や、Webデザイン、イラストレーターなど、色々な仕事があります。
在留届の提出
外国に住所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人は在留届を提出する事が法律で義務付けられています。
もしも、テロや災害などが起こった時、日本大使館があなたの安否を確認したり支援する為に必要なので必ず提出しましょう。
在留届を提出すると現地で流行している病気や事件などの情報をいち早くメールで知らせてくれます。
在留届は外務省オンライン在留届で簡単に提出できます。
口座開設
イギリスの主要銀行5つ
- HSBC(エイチエスビーシー)
- Loyds(ロイズ)
- Barclays(バークレイズ)
- Santander(サンタンダー)
- Natwest(ナットウエスト)
口座開設に必要なものは
- パスポート
- 住所が証明できるもの(公共料金の請求書・賃貸契約書など)
- 学校や職場からのレター
ですが、銀行によって必要書類が違うので口座開設したい銀行に直接確認しましょう。
口座の開設は簡単!英語に自信がなくても大丈夫です。
銀行の受付で口座を開設したい旨を伝えましょう。担当者が丁寧に説明してくれます。無事に口座が開設できたら後日、デビットカードとPINナンバーが別々の封筒で郵送されます。
オンラインバンク
イギリスに来たばかりだと住所証明や学校や職場からのレターを用意するのが難しいかもしれません。そんな時におすすめなのがオンラインバンクです!
オンラインバンクの口座開設は、住所証明や学校や職場からのレターは不要なので渡英後すぐに開設できます。
イギリスで有名なオンラインバンク4つ
Monzoは海外での利用時、外貨両替手数料無料でコンタクトレス決済・キャッシングできます。例えば、日本に一時帰国した時にMonzoで支払うと、その日のレートで自動的にポンドから円に両替されて支払われますので、いちいち日本円を準備する必要がありません。
下記のボタンからMonzoで口座を開設すると£5がもらえます!たねにも£5がもらえますのでよろしければ下記のボタンからご自由にお使いください。
NIナンバー発行
NIナンバー(National Insurance number)とは、HMRC (Her Majesty Revenue & Custom)と呼ばれるイギリスの関税庁が、税金や保険料などを管理する際に、個人を判断するために利用する国民保険番号のことです。
英国政府公式ホームページ(GOV.UK)のNIナンバー申請のページへアクセスし「Start now」から申請できます。
申請に必要なもの
- パスポート
- BRPカード
- イギリス国内の住所
- メールアドレス
- 電話番号
NIナンバーはイギリスで働く際に雇用主に提出するので早めに申請しましょう。
フリーランスで働く際も、タックスリターン(イギリスの確定申告)の時に必要になります。
GP登録
イギリスにはNHS(National Health Service)という医療制度があり、イギリスに居住している人は国営の病院での医療サービスを無料で受けることができます。ただし、歯科治療とプライベート病院は有料です。
6ヶ月以上イギリスに滞在する場合は、日本でビザの申請をする際に滞在期間に応じて健康保険付加料(IHS)の支払いが必須で、健康保険付加料(HIS)を支払わずに、ビザの申請だけをする事はできません。
NHSを利用するために、まずは自宅の近くの病院でGP登録する必要があります。
GP(General Practitioner)とは?
一般開業医。診察を受けたい時は、どんな症状でも、まずGPに予約をします。GPの診察後、専門医の治療が必要と判断された場合にGPから紹介のもと、大きな病院で専門医の診察・治療を受けることができます。専門医に会えるまで通常3〜6ヶ月かかります。ずいぶん長く待たないといけない為、専門医に会うまでに症状が治まる人も多いのが現状です。
そんなに長く待てない!という方は
GPを通さずに専門医に直行したい場合はプライベート病院に行く事になります。プライベート病院は有料で高額ですが、もし海外旅行保険に加入している場合は、保険で治療費がカバーできるか確認のうえ診察の予約をすると良いでしょう。
もしくは最寄りの救急病院(GP)へ行って当日に診てもらうこともできますが、命に危険が迫っている状態でない限り、4〜8時間の待ち時間になります。
まとめ
ビザの申請、航空券の手配など、準備段階からやることが多くて、更に渡英後も色々な手続きが多くて大変ですよね。
英語で手続きしないといけない事もあって初めは戸惑うこともあるかもしれませんが、日本に暮らしているときはこんな経験できなかったはず。一つひとつクリアしていけば、なんとも言えない達成感と自分の成長を感じられます。
手続きが終われば、待ちに待ったイギリス生活の始まりです!
あなたのイギリス生活が素敵なものになりますように。
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